ストレッチポールの上に体を乗せてゆっくり動かすことで、全身の筋肉を緩める効果があります。体が凝り固まっている人や関節の可動域を広げたいという人にオススメです。
個人的にはジムに行った時に毎回ストレッチポールを利用しています。ただ、朝一や寝る前にも使ってみたいなと思い、今回ストレッチポールを購入しました。
ストレッチポールの効果や使い方について詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
ストレッチポールってなに?
ストレッチポールは絶妙な硬さで作られた「棒」
ストレッチポールは元々、アメリカで使われていたフォームローラーを元に開発されました。トレーナーさんがアメリカに留学していた頃に行われていたトレーニングに着目し、一から開発したそうです!
ストレッチポールは、今では全国のフィットネスクラブに必ずと言っていいほど導入されています。
ストレッチポールの種類
ストレッチポールは簡単にいうと3種類あります。
- スタンダードな硬さのストレッチポール
- スタンダードなものよりも柔らかく優しい使い心地のストレッチポール
- 短くて小さな「かまぼこ型」のストレッチポール(ハーフカットで2本1セット)
一般的にはスタンダードのストレッチポールが使われていますが、柔らかいタイプのストレッチポールは、背中や腰に違和感がある方、ご高齢の方などにもお使いいただける設計になっています。
ストレッチポールは模造品(偽物)も多いので注意
ストレッチポールは絶大な人気が出たため、似た商品も続々作られています。Amazonや楽天で検索すると安価で売られているものが多く販売されています。
私はこれまでさまざまなジムに入会して通っていたので、偽物のストレッチポールもよく目にしてきました。そこで感じるのが、やはり「偽物は偽物なんだな」ということです。笑
本物のストレッチポールはやはり「絶妙な硬さ」「乗りやすさ」「質感」など研究され尽くされており、全然違います。偽物の中にはただ単に硬めの発泡スチロールが入っているだけのものもあるので、購入するときは絶対に本物を買うことをお勧めします。
ストレッチポールの効果
ストレッチポールの効果は4つあります。
- 筋肉がゆるむ
- 背骨が整う
- 呼吸が深くなる
- 副交感神経が優位になる
1つずつ解説します。
ストレッチポールの効果①筋肉がゆるむ
ストレッチポールの上に寝て、ゆっくりと呼吸をすることで、胸や肩、太ももといった緊張しやすい筋肉がストレッチされます。これは腕や足の重さで自然と重さがかかるためです。日々、何かに集中している時に使われて固まった筋肉を緩めることができます。
ストレッチポールの効果②背骨が整う
ストレッチポールを使うことで骨格を本来の正しい状態へリセットすることができます。なぜなら、ストレッチポールの上に寝ている体勢は3点の骨がポールに当たって下から押される形になるからです。
これにより、次の効果が期待できます。
- 丸まっている背中が適度なカーブに戻る
- 反り腰が改善される
- 骨盤が適切な角度になる
ストレッチポールに当たる3点の骨というのが、頭蓋骨の後ろ・胸椎(肩甲骨あたりの背骨)・仙骨の下方(骨盤の後ろ)です。
公式サイトによると、2006年に研究で実証されています。
ストレッチポールの効果③呼吸が深くなる
ストレッチポールを使うことで、助骨を広げ、十分な空気を取り入れることができます。ストレッチポールの上に寝た姿勢を作ることで、背骨のみで身体を支えることになり、肋骨が開きやすくなるからです。
前屈みの姿勢は、どうしても肺に空気を取り込みにくくなってしまい、呼吸が浅くなりがちです。浅い呼吸は酸素が全身に行き渡ることを妨げてしまいます。すると、血流の減少や疲労の増大など様々な問題を引き起こすのです。
ストレッチポールの効果④副交感神経が優位になる
ストレッチポールを使うことで、副交感神経優位になり、リラックス効果が得られます。これは、これまでの3つの効果が相乗効果として影響して、日々蓄積された疲労やストレスが和らぎ、身体をリラックスモードにすることができます。なので、眠る前に使うことで、良質な睡眠をとることも可能です。
ストレッチポールを実際に使ってみたらヤバいことに
ストレッチポールを買ったら翌日に届きました
今回ストレッチポールを楽天で購入したのですが、なんと翌日に届きました。
ストレッチポール専用の箱です。
中を開けるとこんな感じの包装がされています。
ストレッチポールの使い方のDVDも同封されています。使い方に関してはYouTubeなどで紹介されている方が多数いらっしゃいますが、DVDで見たいという人も絶対にいると思います。そんな方には嬉しい特典ですね。
こんな感じで保証書のほか、スタートブックとして「これを見ればすぐに使える解説冊子」も一緒に入っています。
ストレッチポールの使い方
ストレッチポールに乗るときは、この縫い目が背筋にこないように気をつけます。
この縫い目がある方が下(足側)になります。
YouTubeにストレッチポール公式がUPしている動画もあります。ただ、チャンネル登録者380万人以上の大人気フィットネスインフルエンサーのMarinaさんが「基本の5分」としてストレッチポールの使い方をあげていました。非常にわかりやすいので参考にしてみてください。
ストレッチポールの注意点
ストレッチポールの注意は2つあります。
使用は15分以内
ストレッチポールを15分以上続けてしまうと、かえって体に負担をかけてしまいます。そのためストレッチポールの使用は15分以内にしましょう。
降りるときは、ずり落ちるようにしておりる
ストレッチポール から降りるときは、そのまま起き上がらないように気をつけます。なぜなら、そのまま起き上がってしまうと、ストレッチポールが体の下から抜けてしまったり、バランスを崩してしまって危ないからです。なので、ストレッチポールから降りる時は、横にずり落ちるようにしておりましょう。
ストレッチポールを使って感じた感想
ストレッチポールを使って一番感じたことは「身体が軽くなった」ということ。普段スマホやパソコンを長時間使用するので、筋肉が凝り固まっています。その筋肉をストレッチポールを使うことによってゆるめてくれます。この効果は使用後すぐに体感することができました。
ストレッチポールを使って感じた個人的なメリットとデメリットを箇条書きで記載します。
メリット
- 基本的に寝ながら乗るだけなので簡単
- 簡単なので続けやすい
- 筋トレと違って「しんどくない、気持ちいい」のでやる気になる
- 肩こり、腰痛が和らぐ
- 自宅でやると服装に気を使わなくてOK
- 使い方ガイドの冊子やDVDがついてくるので初心者でもすぐに使える
デメリット
- 価格がまぁまぁする(9,900円ぐらい)
- 部屋でやるには大きい(場所の確保が必要)
- 全身を緩めることもできるけど、その場合は乗るだけじゃダメ
- 15分間という制限がある
デメリットの3つ目に関してですが、ストレッチポールは肩甲骨や背骨、太ももなど部位別に細かく筋肉に刺激を与えることができます。そのように細かくターゲットを変える場合は、乗るだけではできません。手を動かしたり、体の位置を変える必要があります。もちろんストレッチポールに乗るだけでも全体的に筋肉を緩めることができますが、それ以上の効果を求める場合はちゃんと自分で動作をしなければならないんです。
ストレッチポールまとめ
今回はストレッチポールを紹介しました。
ストレッチポールは姿勢の改善や、テレワークなどで凝り固まった体をほぐすのに最適です。ストレッチポールの上に寝転がるだけで効果を感じられるので、ズボラな人でも続けられます。
ストレッチポールを使用することで、姿勢が改善されれば基礎代謝の向上や人に会った時の印象を変えることもできるので、もしジムで見かけたらぜひ使ってみてください。
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